昨夜のチュニジア戦は来月からW杯アジア2次予選が始まる前の最後の親善試合でした。
結果は2-0の快勝で、これで日本代表は6連勝。
それまでの4点以上の得点だけを見ると2-0という結果は物足りないように見えますが、ゲームの内容は快勝どころか完勝と言っても良い内容でした。
FIFAランクが日本の19位に対してチュニジアは29位。日本よりランキングは下とは言えそカタールW杯にも出場している実力を持つ強さがあり、実際、W杯前の昨年の日本との対戦では0-3で日本が完敗している相手です。そしてその相手が日本に対して5バックでゴール前にブロックを作り守備を固めた布陣で迎えました。それほど日本の攻撃力を警戒していたとも言えます。
チュニジアほどの力のある国がゴール前に人数をかけてブロックを形成している守備は、強豪国でもそう簡単に崩せるものではありません。
そんな中で日本は久保を中心とした多彩な攻撃で揺さぶり、2得点を取ったのは良い結果と言えると思います。そして何より終了間際のチュニジアの危ないシュート1本を除いてシュートを打たせなかった事は日本の守備の高さの証明でもあると思います。もちろんDFだけでなく選手全員がディフェンスに貢献していることも大きい。もうチュニジアにはほとんど何もやらせなかったと言っても良いほどの内容でした。
それにしてもトップ下に入った久保は絶好調ですね。右へ左へと自由に動きながら2得点に絡む活躍でしたね。もうプレイに自信がみなぎってますし、スペインで月間MVPを獲ったのも伊達ではない。
ただどちらかというと右サイドが久保の好きな場所なので右ウイングの伊東がちょっと窮屈そうだった気がします。疲れも溜まってやや動きも悪かった気もしますが。
前半の終了前には古橋がらしいゴールを決めて前半だけで交代してしまいましたけど、そのまま後半も続けて見たかった気もします。
南野は動きは良かったと思いますけど、やっぱり決定機は決めてほしかったなぁ。今のままでは23人のメンバーに入るのは難しい気がします。
アジア予選では相手がブロックを作って引いて守ることが多いかと思いますので、このチュニジア戦は良いシミュレーションになったと思います。