中村区の「佐古前の家」のリフォーム工事が今日から始まりました。
今日のところは着工前の全体確認と解体範囲の確認などを行ない、まずは現場の養生を行い、電気屋さんが器具などの取外しをします。
早速、明日から解体業者が入ります。
クライアントのKさんは僕の事務所に最初に相談に来られた時に「青木さんの事務所がお忙しい事も、リフォーム工事をほとんどやっていない事も承知しているんですが、その上で何とかお願いしたいです。」と仰られていました。そういうお言葉ってやっぱりうれしいものです。
リフォーム工事はやらないという訳ではないのですが、実際問題として工事金額が合わずに実現するリフォームのプロジェクトが少ないと言った方が正しいのです。どこかのテレビ番組のような予算でリフォームできるものと誤解されているケースが多いのです、実際。
リフォーム工事って新築に比べると、予期せぬ問題が発生しやすいリフォームの現場は、より多くの経験が必要です。リフォーム現場は即断即決の場面が多く、「回答は一旦事務所に持ち帰って、1週間後に返事します。」ってのでは現場は困ってしまう訳です。その間工事がストップしてしまうことだってあります。
たまに遠隔地の方からリフォームのご相談も受けるのですが、リフォーム工事は施工業者とのチームワークも必要なためどこの工務店でも良いという訳ではなく、意思の疎通の取れる信頼関係のある工務店に限らせていただきますから、遠隔地でのリフォームのご依頼は難しいかと思います。現場に行く頻度も多いですし。