4/17(月)、18(火)、19(水)と埼玉出張でした。
前回の検査の指摘箇所の手直しの確認もさせていただき、クライアントのSさんに建物引き渡しと機器類の取扱説明を行ないました。
クライアントのSさんご夫婦とはじめてお会いしたのはちょうど2年ほど前の事。
埼玉から愛知の私の事務所へ一度相談に伺いたいという連絡でしたが、わざわざご夫婦で愛知まで来られるのでしたら私が埼玉まで行った方が現地の確認もできますし、ご負担いただく交通費も安く済みますよとご説明して埼玉でSさんご夫婦と現地でお会いして色々とお話をさせていただきました。
その場でSさんからプランの提案のご依頼を頂き、計画がスタートしました。
実はクライアントのSさんは、私に合うずっと前、まだ家を建てるかどうかもはっきりとは決まっていなかった数年も前から、もし家を建てるなら僕に頼むと決めていたらしく、僕もあとになってその事をお聞きした次第。
埼玉と愛知という遠隔地でしたが、「(青木)先生だから安心して頼むことが出来ました。」とSさん。
大変ありがたいお言葉ですが、実は逆に僕の立場も同じで、やはり依頼されるクライアントと信頼関係が築けそうかどうかというのは仕事を引き受けるという点においてとても大きい部分でもあります。それは遠隔地での仕事なら尚の事。
設計の段階も、そして工事の段階もSさんからの厚い信頼のお陰でとてもスムースにプロジェクトを進める事が出来ました。
隔週で開催した現場定例打合せもSさんは毎回参加され、差し入れや手土産まで持って来ていただき、本当にありがとうございました。
現場を担当した山本棟梁も「こんなに大工が長い期間入っている現場は(住宅で)初めてですよ。」と仰っていましたが、確かに僕の設計は大工さんの仕事がとても多い。でも、分厚い設計図で普段より手間のかかるこの現場を楽しみながらやっていただき僕もうれしく思います。なんだかんだ言って大工さんはモノをつくる事が好きな人なんですよね。(もちろん世間にはそうでない大工もいますが)
山本棟梁、そして一緒に現場に入っていただいた大工の須々木さん、本当にありがとうございました。
また初めての設計事務所で、尚且つ遠隔地、そして細かな図面指定の中、小まめにやり取りしていただいた現場監督の御菩薩池さんも本当にありがとうございました。
そして引き渡しの翌日は竣工写真の撮影を行ないました。
直前まで天気予報が微妙でしたが、当日は雲一つない快晴の天気に恵まれました。
撮影のカメラマンはわざわざ大阪から来ていただいた多田ユウコさん。
写真が出来上がりましたらまたアップさせていただきます。
去年の島根県の「汐手が丘の家」に続いてこの埼玉県の「所沢の家」と遠隔地での仕事が続き、出張する毎にお酒を楽しんだり、建築を見たり、観光したりと結構楽しんできましたが、それもこれで終わりと思うと少々寂しい気分でもあります。
なので、遠隔地でのオファーも楽しみにお待ちしています!←大事なところ