久しぶりにサッカーの話題を。(しかしW杯イヤーなのに今年はサッカーの投稿少ないな・・・)
先日欧州ドイツで行われたW杯メンバー発表前最後のテストマッチとなったアメリカ戦と昨夜のエクアドル戦について。
まずはアメリカ戦。
結果は日本の2-0完勝で、結果だけでなく内容含めての完勝という感じでした。
格下相手のアジア最終予選とは異なり、W杯本番を見据えて今までの4-3-3から4-2-3-1へとフォーメーションを変更して2ボランチにしてトップ下に現在クラブでも好調の鎌田を置いたのが見事にはまったし、1トップにスピードのある前田を入れてプレッシャーをかけ続けられた事が良い結果をもたらしたと言えると思います。いや今まで決定力の低さから前田の先発1トップは無いだろと思っていましたけど、このアメリカ戦で前田1トップの先発の可能性も急浮上した気がします。それほど前田のスピードとプレッシャーはアメリカを慌てさせていた。ただ思いの外FIFAランクが上位のアメリカがそんなに強くなかったことの影響も大きい気はしますけどね・・・。
これでトップ下の鎌田と2ボランチの守田と遠藤はまず確定した印象です。前田はアメリカ戦ではうまく機能したけどプレッシャーがはまらなかった時のリスクもあるのでやはり1トップは悩みどころ。
とりあえず日本の戦い方の道筋はこのアメリカ戦で収穫はあったと思う。
昨夜のエクアドル戦ですが、FIFAランクは日本より下とは言え南米予選を勝ち抜き、しかもブラジルやアルゼンチンと引き分けに持ち込んでいるのもうなずけるほどエクアドルは上手かった。日本が苦手な南米独特のテクニックもさることながらとても戦術的でトップ下の南野を徹底的につぶしに来た。
一番南野が得意とするトップ下であれだけ潰されてしまったのは南野にとってはかなり厳しい目で見られてしまうだろうけど、エクアドルの先発メンバーがサブメンバー中心で連携面で問題があり、ボランチとの連携が悪かったのも南野にとっては不運な印象がしました。
そして1トップの古橋ですが、決定的なチャンスはあったものの決めきれずに不完全燃焼と言えますが、古橋の抜け出しを生かすパスが出てこない事にはどうにもならない。南野と連携してを期待したのかもしれませんが、南野は潰されていたので良いパスは出てきませんでしたね。
古橋を使うならパスを出せる鎌田をトップ下にして連携させてほしかったのですが、なぜか古橋と鎌田の組合せは試されずに、古橋のOUTと反対に鎌田がINするという・・・。
鎌田は南野に代わってトップ下に入りましたが、潰されることなくうまくボールをさばいていましたので、ますます南野の立場が悪くなりそう・・・。良い選手なだけにどうにももったいないですね。
それにしてもPKを止め、0-0のドローに持ち込めたのは良かったと思います。90分間を通してとても緊張感のあるゲームで手ごたえも課題も良く見えた試合だった気がします。
W杯まであと2ヶ月。
ドイツとスペインはとてつもなく強いですが、南米のブラジルとかよりも欧州の強豪国の方が日本にとってはやりやすいと思うので、まずは初戦のドイツを撃破とまではいわなくてもドローにまではなんとか持ち込んでほしいですよね。←希望