今日は岐阜県白川町に行って「元八事の家」の構造材の材料検査を実施しました。(白川町に行くのは何年振りでしょうか・・・)
「元八事の家」では梁材は全て杉を使用します。
写真は表わしの棟木に使用する断面の大きな長物の化粧梁。使うのは1本ですが、わざわざ2本用意していただきましたので、良い方を選ばせていただきました。
こちらも表わしの登り梁で使用する杉の化粧梁。
ウッドショックで木材が不足する中、きれいな材料を揃えていただき、ありがたい限りです。
「先生の図面はしっかりしているので変更がなく早めに手配する事が出来ました。」と担当者の方。
こちらは隠れてしまう部分の残りの杉の梁材。
こちらは、桧の柱や土台など。
いつものように含水率も測定。こちらは杉の梁材の含水率。
一番高い所でも10.3%で、低い所だと6%くらいの含水率で、よく乾燥しています。
木材はよく乾燥していることが求められ、設計では含水率20%以下を指定しています。出来れば15%以下ならなお良いですが、季節や天気によっても多少ばらつきが出てしまうので20%以下(JAS規格)としています。
桧の土台の方は含水率14.8%。(普通は大体これくらいの含水率)
明日は配筋検査の予定です!