25日(木)、26日(金)と「美濃加茂の家」の建て前でした。

平屋という事もありあっという間に棟木まで組み上げられました。

その後順番に登り梁を架けていきます。

軒先の化粧の杉の野地板を張って24ミリの厚みの構造用合板を張っていきます。
24ミリの構造用合板は建物の水平剛性を保つためのもので、室内側からはほとんど表しで見える仕様なので、あらかじめ大工さんに表面をきれいにしていただいています。

屋根の断熱層までほぼ終えて、ブルーシートを掛けて1日目の作業は終了です。
2日目。曇り空で風もあって寒かったです。屋根の上ですし・・・。

棟部の断熱材もきれいに充填され何層にもなる屋根下地工事を進めていきます。

断熱層の上の通気層になります。
軒先の通気口から空気が入って、屋根面のこの通気層を通って棟部の通気口から空気を逃がすためのものです。
通気層にはいくつかの役割があるのですが、真夏の屋根の熱をこの通気層から逃がしてやるその効果は大きいですし、野地板裏の結露防止の効果のためでもあります。また(僕の設計では)二重の防水という役割も持たせています。

屋根葺き下地となる防水ルーフィングまで無事終えることが出来ました。
ちなみに防水ルーフィングはより耐久性の高いものを僕の設計では使用しています。
延べ床面積は28坪ですが、平屋で軒も深いので屋根の面積は結構大きいです。
現場は引き続き軸組工事を進めていきます。