今日は「美濃加茂の家」の土台伏せでした。

基礎パッキンの上に桧の土台を伏せていくわけですが、伏せてしまうと土台の底面に防蟻処理が出来ないので土台を伏せる前に先行して防蟻処理を行います。
もともと桧は耐久性の高い樹種として区分され、防蟻処理を行わなくても良しとされる木なんですが、僕の設計ではいつもホウ酸塩の防蟻処理を行なっています。
よく一般的に行われる防蟻処理は農薬系なのでシロアリのみならず人体にも影響を与えてしまう薬剤であるのと、揮発性薬剤のためその効果が5年しか続かないという点から僕はそれら薬剤を使用する事はありません。
ホウ酸塩防蟻剤は人体には無害で、尚且つ揮発性ではないのでその効果が半永久的に続きます。但し、水溶性なので雨に濡らさないようにしっかり養生する必要があります。

現場を担当する小邑棟梁と応援の朝日棟梁でお昼過ぎに無事土台伏せは終了しました。
それにしても今日は暖かかったですねぇ。でも明日からまた寒くなるみたいで・・・。
基礎のコンクリ打ちの時の採取した現空養生のテストピースの材齢10日の強度試験も実施して、上棟を行なうのに十分な強度が出ている事も確認させていただきました。
いよいよ今週上棟です。