
今日は雪が時折チラつく中、「美濃加茂の家」の配筋検査を実施しました。
配筋検査とは設計図で指定された太さの鉄筋が指定された形状と本数で施工されているかチェックするものですが、鉄筋の太さや本数などはそれほど間違いは起こりにくいものです。
配筋検査でよく確認すべき点は鉄筋の定着長さや重ね継ぎ手長さ、そして鉄筋のかぶり厚です。特に問題になりやすいのがかぶり厚。
かぶり厚とは何かというと、鉄筋コンクリートはその名の通り鉄筋をコンクリートで包み込んだ構造です。
なぜ二つの異なる材料をハイブリッドに使用するかというと、鉄筋はいわゆる引張力を負担して、コンクリートは圧縮力を負担します。
厳密に言えば鉄の圧縮力とコンクリートの圧縮力は同じなので、鉄の塊でつくっても良いのですが、そうしない理由は二つあります。
ひとつは、鉄はコンクリートに比べて非常に高価で重量も重いという点と、二つ目は鉄は空気に触れていると酸化して錆びてしまうという決定的な弱点があるからです。
その鉄の弱点の解決策として、アルカリ性の性質を持ったコンクリートが守ってくれるのです。
但し、コンクリートも長い年月をかけて外側からだんだんと中性化していきますので、やがてはアルカリ性の効力も無くなってくるわけですが、それをある一定の基準で確保する目安が鉄筋を覆うコンクリートの外部面に対しての厚みをかぶり厚と言います。つまり適切なかぶり厚を確保しておけば鉄筋が酸化するのをある程度防いでくれるのです。そしてこの鉄筋を酸化から守る事が鉄筋コンクリートの寿命そのものとも言えるのです。
そう聞けばなぜかぶり厚が大切なのかがお分かりいただけるかと思います。
住宅瑕疵担保責任保険の配筋検査も受け、無事合格しました。
検査員の方は「ずいぶんしっかりした配筋ですねぇ。複雑で最初なかなか理解できませんでした・・・。」と仰っていましたが、それを聞いた基礎屋さんは「つくるのはもっと大変!」と(笑)
次回は基礎のコンクリート打設です。(既に生コンの配合計画書は図面に指定の通りの配合か確認済です。)
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