今日は雪のちらつく中「美濃加茂の家」の地盤改良工事が始まりました。
僕の事務所では地盤補強工事を行う場合は10年ほど前から砕石杭工法を採用しています。
(※もちろん地盤の状況に応じて他の工法を採用する事もあります)
僕がこの砕石杭を採用している主な理由は下記の3点です。
1.天然砕石なので通常の地盤改良のような土壌汚染の恐れがなく、現場もセメントミルクが流れる事も無いので近隣の迷惑になりにくいという点。
2.天然砕石しか使用しないので通常の地盤改良のようにセメントを使用せず、鋼管杭のようなパイプも使用しないので将来に渡って産業廃棄物にならないという点。また同規模の建物であれば建て替え時も繰り返し再利用が出来るという点。
3.施工後にすぐに重機が上に乗れるので工期の短縮になると同時に、施工後すぐに平板載荷試験で施工結果を確認できる点。
以前はデメリットとして穴を掘った残土が出る点がありましたが、現在は残土の出ない工法に進化しており残土の仮置きスペースも残土処分費も不要になりました。通常の地盤改良工事よりは少しだけコストは上がりますが、総合的に判断するとクライアントにも施工者にもメリットがあると僕は考えています。
何か砕石杭の宣伝のようになってしまっていますけど、僕は1円ももらっていませんので、念のため(笑)