今日は三重県四日市市の「別名の家」の現場の構造金物のチェックをさせていただきました。
外壁の構造面材も張られましたので面材の釘打ちの間隔なども確認させていただきました。
構造面材とは柱や梁に直接釘で打ち付けて張る構造用のボード状のもので、いわゆる地震時の揺れを抑えるための耐力壁となるものです。面材としてよく使われるのは構造用合板となりますが、僕は10年ほど前からはこのダイライトという無機質のボードを使用しています。構造用合板よりコストは上がりますが、防火性能や防蟻性能を持つ事、そして透湿性能が高いという事から採用しています。
軒先のガルバも施工されました。下の段の桧の鼻隠しは化粧でそのまま表しとなります。この桧の鼻隠しとガルバを巻いた鼻隠し(中は桧)の隙間から空気を取り込み屋根面の通気を行なう納まりとなっています。
1階では電気屋さんがエアコンの冷媒管とドレイン管を先行配管しています。
地震などで建物が揺れた時に柱が引き抜かれてしまわないように柱の頭と足元に引き抜き力に応じた構造金物を適切に取り付ける必要があります。また筋交いなどの耐力壁となる部分にも適切に筋交いの補強金物が取り付けられていなくてはなりません。
これ意外とややこしいく、以前はチェックするのにもひと苦労だったんですが、構造金物用の取付詳細図を設計の時に描くようになってからは現場での間違いも目に見えて減り、そして何より僕自身がとてもチェックしやすい。
右側に写っているのがこの現場を担当するイケメンの小邑棟梁。まだ25歳という若さ!(←僕の長男とそんなに変わらん歳だよ)
棟梁として僕の現場を担当するのは
「玉城の家」に続いて2件目です。
吹抜を見下ろすと現場監督の西村さんがホウキで現場を掃除をしています。
今週に屋根葺き工事を行ないますので、トップライト廻りの板金の納まりを確認するために板金屋さんに合わせてまた現場へ行く予定です。