岩倉市内の「東町の家」の現場は狭小敷地なので板金屋さんが狭い場所で苦労しながら外壁のガルバを張っています。
内部は造り付けの収納廻りの造作工事を大工さんが進めています。今月が大工工事の追い込みです。
明松棟梁が「(小さい家だし)普通の家だったらもうとっくに(大工工事は)終わってんよ。」と言うと、
現場監督は「そりゃ青木先生の設計だからな。」と。
申し訳ありません・・・。
何より僕の設計が大工さんに多くの仕事を求めているからでもありますし、細かな納まりなんかにもこだわりがあるのでどうしても一般的な造作の少ない住宅に比べたら手間がかかります。でも僕は大工工事でできたものが好きなんです。いや好きという単純な理由と言うよりも、丁寧な大工さんの手で出来上がる家に違いを感じるからに他なりません。それは出来上がった空間の空気感がまるで違います。