今日は現在ご相談いただいている相談者の方と昨年竣工した
「萩島の家」を見学させていただきました。
クライアントのYさんにお会いするのは多分半年ぶりくらいですが、家づくり当時のお話などをお伺いさせていただきました。
家の良さってもちろん人それぞれだと思いますけど、やっぱり長い目で見るという事が大事なのではないかと思います。
家は毎日の暮らしを支えるものです。もちろん家から刺激を受ける事もあると思いますが、何よりも住みやすく、そして心地良い事が大切だと思うのです。
毎日暮らす訳ですからすぐに飽きてしまうような家ではいけない訳で、当たり前のように暮らしに寄り添ってそこに住む人を支えながら、そしてふとしたシーンで心地良さやちょっとした発見をするくらいがちょうど良いのではないでしょうか。
デザイン重視の奇抜な服ではすぐに飽きてしまいそうですし、何より家でくつろげません。
かと言ってただ着ていて楽なだけの安い服では毎日の暮らしが楽しくありません。
高級とまでは言いませんが、ある程度上質でシンプルなデザインの服というのが、毎日を心地良く、そして楽しくさせてくれる服ではないでしょうか。
贅をつくした料理もたまには美味しいでしょうけど毎日ではやはり重いと思うのです。
安価なファーストフードやワンコインランチのような料理だってたまにはいいですけど、そればかりではやはり楽しさがないと思いませんか?
もちろん話題性重視なだけの奇抜なだけの料理はもってのほかです。
必要な手間をキチンとかけた良質な料理を比較的リーズナブルな値段で提供してくれるビストロのようなお店って素敵だと思いません?
僕が考える良い家もそれと同じような事だと思うのです。
暮らしに寄り添うってそういう事なんじゃないかなと僕は思います。