今日は三重県の「玉城の家」の現場で使用する方形屋根の長い隅木の接合に岐阜県羽島市にあるプレカット工場まで。
隅木の長さが流通材の限度の6mを超えるため、軒先にはね出す部分(写真も短い方の部材)を特殊な工法でジョイントします。
今回使用するのはホームコネクター工法と言って、接合金物(コネクター)をお互いの部材に差し込み、それを接着剤で固めて一つの部材のような強度を持たせてしまう工法で、外に金物は一切出てきません。
まずはコネクターを差し込む穴の位置を正確に出してドリルで穴あけを行ないます。
ちなみにホームコネクターの施工は施工講習を受けた者が行います。写真の大工の長尾さんも現場監督の西村さんも講習を受けています。
接着剤を注入する枝管を差し込む穴を開けます。
こんな感じでコネクターと枝管が差し込まれます。
二つの部材をつなぎます。
部材同士が動かないように仮固定をしておきます。
2液性の接着剤を枝管からガンでゆっくり注入していきます。
注入し終わったら枝管を抜き枝管の穴を埋め木で塞ぎます。
方形屋根の隅木4本を接合しました。
この状態で接着剤が完全に固まるまで2日間養生を行います。
いよいよ「玉城の家」も来週が建て前です。