
今日は朝一番で「飛香台の家」の基礎の配筋検査を行ないました。
僕が現場に到着する前に、検査機関の検査員による住宅瑕疵担保保険の配筋検査も受け、無事合格でした。
その後僕の方でひと通り検査させていただき、いくつかの是正をお願いしました。
午後に予定していたコンクリート打ちは雨予報のため来週に延期となりましたので、是正個所はまた後日再検査させていただきます。

写真は鉄筋のかぶり厚をチェックした時のもの。
一般的な基礎工事では外周部の深基礎の部分だけ捨てコンを打設して内部の捨てコンは施工しない事が多いかと思いますが、僕の場合は基礎下の全面に捨てコンを打設するのが標準設計としています。
今回もそのような設計でしたが、基礎形状が複雑で施工上ほとんどの部分が深く掘られているためにスラブ下の捨てコンは省略とさせてもらったのですが、やはり捨てコンが無いと写真のように鉄筋のかぶり厚を確保するためのスペーサーが砕石にめり込んで沈んでしまいがちになり、かぶり厚を適正に確保する事が出来ません。もちろんこれは是正をお願いしましたが、捨てコンが無いとこのような事が起こりがちなので僕は捨てコンを標準設計としているわけです。
ちなみにかぶり厚とは鉄筋を覆うコンクリートの厚さの事ですが、一般部で40ミリ、基礎などの土の部分は60ミリ以上確保しなくてはなりません。
捨てコンを打設されない施工が一般的なのはコストを抑えるのが一番の理由だと思いますが、意外とこういった事に無頓着な現場も多いのかもしれません。実際、瑕疵担保保険の検査でも指摘される場合もあれば指摘されない場合もありますから。
来週は構造材の材料検査とコンクリート打設の予定です。
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