今日は「坂祝の家」の建築確認申請書を確認検査機関に提出してきました。
事前にメールで書類と図面を送ってチェックしてもらっていますので、確認済証はその場で即日交付されました。
ただ、以前に内装制限という建築基準法の基準について「ここはこういう計算をしてチェックして下さい。」という指摘があり、それ以降そのように計算してチェックしてきたのですが、今回、ビルトインガレージの内装制限ではじめて「この計算ではだめです。」と指摘され、「ええ~、今までこれで通ってたし、そっちからこういう計算でっていう指導だったんですけど・・・」と言いましたが、色々な法令資料(←法の条文のあいまいな部分について、県や市が回答を出している回答例みたいなやつ)を見せられてこちらも渋々納得。(ちょっと焦りましたけど、クリアできるように計算し直しました・・・)
内装制限て室内の壁と天井の仕上を燃えにくい準不燃材以上で仕上げなくてはいけない制限の事なんですが、車庫にはその内装制限というものが必ずかかってくるわけなんです。(車庫の床面積が30㎡以下で開放性のあるガレージを除きます)
「あれ?でもよく木の柱や梁を表しにしたり、木の板を張ったガレージの写真なんかをよく見かけるけど・・・。」と思われるかもしれませんが、全て建築基準法違反です。建築確認申請を出さなくても良い地域なら内装制限はかからないと考えている建築士の方も時々見かけますがそれも全くの間違いです。
「建築確認申請を出さなくていい=建築基準法を守らなくていい」という訳ではないからです。
ちなみにビルトインガレージって書きましたけど、「坂祝の家」は、ビルトインされているのはガレージというよりも住居の方なイメージの家です。(笑)