今日未明のベスト8をかけた決勝T1回戦のベルギー戦。
FIFAランキング3位、そして2年間無敗記録更新中という強豪ベルギーとの対戦は、終わってみれば2-3という非常に悔しい逆転負けでした。
0-0で前半を折り返し、後半開始早々に乾の素晴らしいミドルシュートで2-0とした時には「え?ひょっとしてベルギーに勝てる?」って思いました。もちろん良いゲームを期待していたとはいえ、そうそうたる顔ぶれが並ぶベルギーの攻撃の破壊力はすさまじく、ひょっとしたら日本がボコボコにやられてしまう心配さえありましたから。
サッカーで2-0というリードは非常に危ない点差であるとよく言われます。日本が2-0とした時も、もう少し遅い時間に入れていたらいいのにって思いましたよ、正直。だって2-0とリードされたベルギーはなりふり構わず猛烈な攻撃を仕掛けてくるはずですから、その攻撃に日本は40分も耐えられるだろうかと。1点返されたらあっという間に同点に追いつかれてしまう事もよくあります、サッカーって。だから何としても3点目が欲しかったですし、3点目を取るチャンスもいくつかピッチに転がっていました。
ベルギーは控え選手であってもレギュラーとそん色のないタレント揃いですし、選手交代も日本の一番いやな高さを生かせる選手を次々と投入してきました。そしてその選手に実際やられてしまった訳ですが、そこはやはり日本の選手層の薄さ、地力の弱さと言わざるを得ません。
2点差をひっくり返されてしまった点では課題や悔しさもあります。
でも、あの強豪ベルギーと正々堂々とぶつかり合い、試合内容も汚いプレーもほとんどない、見ていてとても気持ちの良い面白いゲームだったし、日本は本当によく戦っていたと思う。そして本当に心からありがとうと日本代表には言いたい。だってほんの1カ月前まではこんなにW杯を楽しめるとはまるで思っていなかったから(苦笑)
もちろんW杯はまだまだ続きます。