「玉野の家」の現場は基礎下の捨てコンを打設しています。
捨てコンとは「捨て」のコンクリートという名前の通り、基礎が出来上がってしまえば不要になるコンクリートです。なぜそんな不要になるコンクリートをわざわざ打設するかと言えば、基礎の型枠(コンクリートを流し込む時の枠板の事)を立てる時に地面の上には正確に墨を打てないので、その墨を打つ黒板のような役割を持つのと、型枠を隙間なくきれいに立てていくために地面を水平に均しておく必要があるからです。
例えるなら、ノートの下敷きのようなものです、捨てコンて。
ノートに字を書く時には必要だけれども、書いた後には必要はなくなってしまいますよね、下敷きって。下敷きは書き終わったら外せますけど、捨てコンは基礎コンクリートを打設した後には外せませんからそのままですが。
現場はまだ基礎工事が始まった所ですが、現場監理は単に現場に行くことだけではなく、すでに柱や梁などのプレカット図のチェックも行ない、今週にはプレカット工場でプレカット加工の確認と打ち合わせを行なう予定です。その後、構造材を揃えてもらったら材料検査を実施した上でプレカット工場での加工に入ります。