今日は何とかギリギリに仕上げた「玉野の家」の実施設計図面一式を現地で工務店さんに渡し、いや昨日の夜中にメールで送ってあったけど(笑)、現地で見積の説明をさせていただきました。説明と言ってもほとんどすべて詳しく図面に描いてあると思うのでほぼ現地確認のみという感じですが・・・。
しかし毎回図面の描き方、文字の大きさやフォント、図面表現方法などを変更して描いているから実際の設計内容以上に手間がかかります。そんな手間のかかることをしなければ良いのにと言われるかもしれませんが、現場で見落としや間違いがないように、図面の見やすさだったり、理解のしやすさなどを毎回見直しているからです。出来るだけ余分な情報量は減らして、必要な情報を明確かつ正確に描くようにいつも心掛けているんですが、正確な情報を伝えようと思うと情報量が増えてしまう、つまり分かりにくくなってしまうんですよね。それはまるで辞書と一緒です。猛烈な情報量で、必要な情報はその中に書いてあるのですが、それがどこに書いてあるのかを分かりやすくしなくてはならないし、辞書のような図面では鼻から見る気がなくなってしまう恐れもありますし、その辺のバランスを考えながらいつも試行錯誤しています。もちろん見積ができる図面であるだけでなく、僕が現場でチェックしやすいような図面の表記であることも重要です。僕の図面はほぼ施工図でもあるわけですから。
今日見積に出した工務店の方が仰っていました。「青木先生の物件はみんな(←協力業者)見積がすごく早く出てくるんですよね~」と。図面にすべて描いてあるから迷うことが少ないからでしょうか(笑)
まずは工務店の皆さん、見積よろしくお願いします!!!