本日無事に「萩島の家」の屋根仕舞が完了しました。
この建て前の時の屋根下地工事の写真はこのブログでも何度も載せていますが、いつ撮っても代わり映えしない野地板(構造用合板)の写真ばかりで「昨日と何が違うの?昨日も野地板の写真だったじゃん。」って思われるかもしれませんが、ほんとに違うんです(笑)。
とにかくこの僕の設計の屋根下地工事は手間がかかるし(特にはじめて担当する大工さんなんかだとなお更・・・)、とても重要な雨仕舞や通気層の納まりなど、野地板で塞がってしまうと見えなくなってしまう個所なので僕は出来る限り立ち会うようにしています。でもそれは決して職人さんが手を抜かないように見張っている訳ではありません。職人さんは目の前の作業に集中しており全体を見渡しているわけではありませんし、設計の内容も事細かに把握している訳でもありません。まして図面に描き切れていない個所の納まりなどは設計者の即断即決の判断が求めらるからです。僕も簡単な作業は手伝ったりはしますが、基本的には手を出さないようにしています。それは作業をしてしまうと目の前の作業に追われて全体が見渡せなくなってしまうから。