犬山の「羽黒の家」の現場は今日から基礎工事に入りました。
写真は基礎屋さんが根伐り底の予備転圧を行なっているところ。
地盤調査の調査結果から今回は地盤改良工事を行ないませんが、保証会社が30年の地盤保証を行なってくれます。
現場監督の吉川さん(←社長でもある)は「(昨日送った)プレカット図のチェックバック早すぎです。」と(笑)。
僕は現場監理の判断はスピード感を大切にしています。いつまで経っても返事が返ってこない設計事務所もあると時々耳にしますが、僕は基本的には現場の判断は即断即決を心掛けています。もちろんその場で回答できない事もその日のうちにはだいたい返事をさせてもらう事がほとんどです。
返事や判断が遅れれば現場の段取り、職人のスケジュールも狂ってしまいます。無駄にスケジュールが狂えばそれはつまり無駄な負担が職人に発生するという事でもあります。もちろんやむを得ない事情なら仕方のない事ですが、出来るのならそうしたいというのが僕の考えです。
でも気を付けなくてはいけないのが、判断を早くするという事は設計の内容を十分に熟知していなくては時にミスを犯してしまうものです。だからこそ設計段階での詳しい図面が必要なのです。仮に現場での変更が必要となった場合でも、設計段階で詳しい設計図を書いていれば(それはつまり詳しく検討しているという事でもあります)、変更によって生じる恐れのある問題点なども的確に想像できるからです。
このブログでも何度も書いていますが、詳しい設計とは現場の予習でもあるのです。