先週の土曜日は初めてお会いする相談者のMさんと購入候補の土地の確認と家づくりのご相談を受けさせていただきました。
Mさんはインスタグラムがきっかけでご相談に来られたのですが、最近はインスタグラムがきっかけでご相談に来られる方が増えました。以前はホームページやブログを見られて来られる方が多かったんですが、今の時代、ホームページやブログを見るよりもインスタグラムなどのSNSを見られる方の方が多いからなんでしょうね。
で、家づくりの相談なんですが、相談者の多くの方が土地を探されている状態なんですが、大体において皆さん全体の予算に対して探されている土地の値段が圧倒的に高いです(笑)。
家づくりにかかる費用って、土地の値段と建物の値段だけじゃありませんからね。家づくりには設計料はもちろんのこと(←ここ大事!)、さまざまな諸費用というものが必要になってきます。一般の方にとっては何にいくら位かかるのかはよく分からないというのがほとんどだと思いますので、いつもご相談の初期段階にて概算の参考予算計画書というものを作成して提示させていただいています。
具体的に何にいくらかかるのかという事と全体のリアルな金額が見える事により、より具体的に必要な行動というものが見えてくるものでもあります。例えば土地の値段はもっと安いところを探さなくちゃいけないんだなとかね。
僕ら建築士は普段から、どうやったらコストを抑えられるかといった事を常に考えながら設計しています(そうじゃない人もいるかもしれませんが・・・)。ただ、コストを下げることを必ずしも最優先するわけではありません。必要な所にはしっかりとコストをかける必要がありますし、出来上がる家がただコストだけを優先した住みにくい、心地良くない家では本末転倒になってしまいますから。そのコストをかけておくべき所とそうではない所をしっかりとさせておいた上でのコストを抑えるという事が求められます。
コスト感覚。建築士に求められるとても大切な職能です。