僕がインスタグラムでフォローしている
Ando Yukaさん(以下Andoさん)という陶芸作家の方がいらっしゃるんですが、そのAndoさんがつくられたとても美しい一輪挿しがあります。
形はいわゆる徳利(とっくり)のような形をしていますが、特徴的なのはその口の細さ。口の直径は1cmもないくらい細く、おそらく5mmくらいな感じの細さで、その一輪挿しのシルエットを美しくしている。
で、そのAndoさんがインスタグラムの投稿でこの一輪挿しに対する質問をよく受けると書かれていた。その口の細さゆえ、どうやって中を洗うのですか?というような質問をよく受けると。
Andoさんは自分はこうやって洗っている(というかそれで良しとしている)というような事を書かれていたのですが、同時に、そもそも口が細すぎて水がとても入れにくいし、出しにくいとご自分でおっしゃっていました。でもそこんところは愛情を持って接してほしいとも書かれていました。
僕は思わず、うんうんと頷いてしまいました。
モノをつくる上でその機能性というものはとても重要です。でも機能性が満たされていればそれを使う人の心も満たされるかと言ったら決してそうではありません。時にはその機能性を省略することによって生まれる豊かさというものをそのモノに与えもします。捨てたものよりもっと大きなものを得ることができる場合も多いのです。そしてその豊かさが使う人の心を満たし、豊かな暮らしの一端を支えるのでだと僕は思うのです。
~追伸~
ご存知の方はご存知かと思いますが、僕はこのブログの他に
アメーバブログもやっており、そちらにインスタに投稿した写真と記事が自動的にアップされるようになっているので、ご興味のある方はそちらのブログも覗いてみてください。
もちろんインスタグラムもよろしければどうぞ。→
Instagram@mojaoki