7月も終盤に差し掛かり夏本番の暑さ。
でも最近はエアコンの効いた事務所にこもってひたすら図面を書いているので、そんなに暑さは感じないんですけどね・・・(笑)
今でこそ事務所でエアコンかけてますけど、以前はなるべくエアコンをかけずに仕事をしてたんですが、暑い中汗を流しながら仕事をしてたらパソコンが壊れてしまい(←おそらく暑さで)、忙しい中とんでもない事になった苦い経験がありますので、今ではエアコンを入れるようにしています。もちろん自分の集中力アップのためでもあります。
昔、僕が設計事務所で働いていた頃、事務所が入っていたビルは結構古くて、今どきの事務所のような白い吸音板が張られた天井ではなく、コンクリートのままの天井で、天井高も古い洋館のように高い天井でした。
そんな古いビルだから、空調システムは全館一括の空調方式で夕方の6時になるとエアコンが切れてしまいました。6時を過ぎてエアコンが切れるとみんな窓を開けて、うちわで扇ぎながらドラフターに向かって図面を書いていました(←もちろん手書きですよ)。その事務所は一般的なトレシングペーパー(洋紙)ではなく、昔ながらの薄い和紙を図面用紙に使っていましたから、暑いと汗で図面の和紙がシワシワになったりしたんですよね~。
そしてエアコンが切れる頃と同時にAMラジオのガッツナイターでドラゴンズの野球中継をいつもみんなで聞きながら仕事してましたねぇ。まだJリーグなんて影も形もない頃です。
あの鉛筆の芯の粉にまみれ、必死に図面に向き合ってた頃をたまに懐かしく思い出しますけど、あの頃は目の前の仕事に純粋に精一杯向き合っていた気がします。いや今が不純になったという訳ではなく(笑)、目の前の純粋な設計という行為にだけ向き合っていればよいという立場ではなくなったというのもあるし、そういったご時世でもないというところではないでしょうか。(だって純粋な設計以外にやらなくてはいけない事が猛烈に増えましたから、設計事務所って・・・)