今日は住宅瑕疵担保保険の構造躯体検査を受けました。
検査員は第三者検査機関となるJIO(日本住宅保証機構)の方で、耐力壁などの構造部分に不備がないかどうかを検査します。ちなみに岐阜県は確認検査機関の中間検査がありませんので、構造躯体検査は瑕疵担保保険のこの検査のみです。
前もって構造躯体検査は僕が実施し、手直し箇所を指示し、棟梁の田口さんに修正していただきましたので検査は問題なく合格でした。
ただこのブログでも何度も書いてますが、第三者検査員が検査するからそれだけで安心という訳では決してありません。検査員の方は提出された図面を元にその通りに施工されているかどうかをその場でチェックしていくだけですので、その建物の設計内容について熟知している訳ではありませんし、検査もある意味一面的でしかありません(※建築というのは常に多面的な判断が求められます)。
もちろん検査員によるダブルチェックというのはある程度は有効な手段ではありますが、この検査があるから建築士による現場監理は無しでも大丈夫と考えていたらそれは大間違いです。
建物の設計内容を熟知しているのはその建物を設計した建築士であり、その建物を熟知した建築士が現場監理をする事はとても大切だと僕は思いますね。
現場は一応今日で年内最後です。