今日は「伊佐美の家」の現場の基礎の(ベース部分の)コンクリート打ちでした。
あらかじめ生コンの配合計画書で生コンの呼び強度やスランプ値はもちろん、単位水量や単位セメント量、水セメント比、使用する砂利の産地、生コン工場にのJIS認定書などを細かく確認しておき、尚且つ現場では搬入された生コンをいつものように受け入れ検査を行ないます。
(※写真のモジャ頭は僕です・・・)
受け入れ検査では、生コンのスランプ(固さ)や空気量、塩化物含有量、テストピースの採取などを行ないます。
今回のテストピース型枠はプラスチック製のもので空圧式軽量型枠というものらしいです。僕ははじめて見ました。
公共工事などでは当然行われるこの受け入れ検査は、規模の小さい住宅の現場で行なわれる事は本当に稀で(※費用がかかるから)、この受け入れ検査自体を見た事が無いという監督さんもたくさんいると思います。なぜこの受け入れ検査が必要なのか、そして良いコンクリートを打設するにはどうしたら良いのかという知識もなにも無いまま、ただ職人任せに現場監督を行なっている人も住宅の現場にはたくさんいると思います。
だから建築士がきちんと現場監理を行なうという事は当たり前のことですが大切なことです。時々、「現場監督がいれば建築士の現場監理なんていらないでしょ。」っていう事を言われますが、それは大きな間違いですよ。
まあ建築士でもろくに現場監理しない人もいますけどね・・・。