今朝のなでしこW杯決勝のアメリカ戦。
なでしこにとって前回のW杯、オリンピックと共に決勝で対戦した宿命の相手。そして実力では相手が一歩リードする強敵アメリカ。
結果はどうであれなでしこが粘りを見せて緊迫したゲーム展開になると予想していましたが、悪夢のようなゲームの始まりとなってしまいました・・・。完全にアメリカにしてやられたというところでしょうか。なでしこがまだゲームに入りきっていないうちに先制点を取り、あれよあれよという間に4失点。王者ライオンが手加減なしに猛烈な先制攻撃で襲いかかり、なでしこはまんまとそれにやられてしまった格好です。
それにしてもいつもロイドとモーガンとリピノにやられてしまいますね。特に今回はハットトリックを許したロイドにはいいようにやられてしまいました。日本はああいった自由に動き回る特定の選手1人にやられてしまう傾向がありますね。しかしアメリカはパワーとスピードがありますね。
前半のうちに2-4としていたらまたもう少し違った展開があったかもしれませんが、2点目が少々遅すぎたのとその後すぐに5点目をアメリカに決められてしまったのは非常に悪い展開でした。
なでしこはとにかくパスミスが多すぎました。あれではなでしこらしいコンビネーションはなかなか発揮できません。それに比べてアメリカのミスの少ないこと。勝つチームはやはりミスが少ないです。残念ですが今回はアメリカに実力の差をまざまざと見せつけられた日本の完敗でした。
とはいうものの、W杯で2大会連続決勝に進んだこと自体(オリンピックも入れると世界大会で3大会連続)は素晴らしいの一言です。そんなことが出来るチームはなかなかありませんよ(しかもあの体格差)。
もちろん優勝を目標にしていたと思いますが、準優勝という結果は決して恥ずべき結果ではありません。それほど世界大会での優勝というのは大変難しい偉業なのですから。
でも来年のオリンピックはこの悔しさをばねに躍進してほしいですね。できればもっと若い世代の選手がどんどん出てきてほしいし、期待したい。