書庫を建てる/松原隆一郎・堀部安嗣
ちょっと前にFacebookの記事で堀部安嗣が設計したこの小さな書庫の様子が載っていて、その時にこの書庫のことを知ったのだけれど、その過程についてクライアントの松原隆一郎と建築家の堀部安嗣の両方の視点で書かれた本です。
クライアントの松原氏は、まだ駆け出しだった頃の堀部氏に自宅の改装工事を依頼し、その後、自宅の増築、奥さん経営のカフェの改装工事とつながり、松原氏の4件目の依頼がこの書庫の新築工事との事。
松原氏は、建築家の白井晟一→内藤廣→堀部安嗣とつながったようで、そのあたりもなかなか興味深い。
しかし、同じクライアント(しかも個人)から4回も設計の依頼を受けるというのは建築家冥利に尽きると思いますねぇ。