今日は「木賀の家」の見積出しでした。
ジーコ、ジーコと大判プリンターで出力していた以前とは違って、今では図面をPDFファイルにしてデータで工務店さんへ渡すのでずいぶん楽になりました。
とは言うものの、現地で工務店さんに説明するのに図面は必要なので、ある程度の図面は出力しなくてはいけませんし、見積図面の控えとしても図面を一式手元に残しておく必要もあるので少なくとも1部は全部図面を出力しなくてはいけません。
と言う訳で、控えの100枚以上ある図面を出力していたら、パソコンのモニターに何やら警告メッセージが・・・。
インク切れか?と思い、そのメッセージを読むと、何やら消耗品の交換時期が来ているのでメーカーの修理窓口に連絡して下さい、との事。
と言う訳で、メーカーの修理窓口に電話して、「こんなメッセージが出たんですけど」と伝えると、どうやら排インクパッドがいっぱいになってきているらしいとの事。しばらくは使えるが、パッドが許容値を超えるとプリンターが動かなくなるとの事。
なるほど。確かに、ヘッドクリーニングなんかをして噴射したインクはどこに行ったのだろうと常々不思議に思っていたのだけれど、どうやらそれを吸収している吸収パッドというものがあるらしい。さすがにプリンターが急に動かなくなっても困る。(しかし今までいろいろなプリンター使って来たけど排インクパッドがいっぱいになりましたってのは初めてですよ。)
で、窓口の方に聞くと、部品代だけで4,200円、しかもプリンター本体を修理工場へ送る送料がかかり、尚且つその間1週間ほどプリンターが使えないという事。
さすがにプリンターが1週間も使えないと仕事にならないので(←普段、ペーパーレス事務所って言っておきながら・・・笑)、他に手はないのかと聞くと出張修理がありますとの事。ただ出張料やらなんやらで2万円以上かかるらしい・・・。(安いプリンタが買える値段だよ・・・)
と言う訳で、新しいプリンターをポチっとしました。
しかし今はプリンターが驚くほど安くなってますよね。その代わりこういった消耗品の部品が(インク代も含め)やけに高かったりしますし、何より困るのが5年くらいで部品の供給を止めてしまうという事。もう少し長く使う事を考えてほしいものだと思うけれど、悲しい事にそれはもう世の中の流れではないんでしょうねぇ。
プリンターとは違いますけど、カメラだって昔は良いカメラを手に入れれば一生モノで使えたものです。でもカメラもフィルムからデジカメに変わり、画素数や処理能力が日に日に進化してしまうので(しかもものすごいスピードで)、良いデジカメもあっという間に使えないようなカメラになってしまいます。プロのカメラマンなんかはこのカメラ(しかもプロ用の高価なカメラ)の買い替えがかなりの負担になっているそうです。
なんだか昭和の人間としてはつまらない世の中になってしまったなと思います。街に出ても(なんとかカー減税とかの効果もあり)キレイな新車ばかりで古い車はめっきり見なくなった気がします。何も車だけではなく、街もですけど、新しいものばかりで溢れているというのは一見豊かで良いようにも思えるかもしれませんが、それは本当はとても貧しい事だと僕は思います。良いものは修理しながらでも長く使う必要があると思うし、新しいものと古いものが混在するからこそそこに豊かさが生まれると僕は思う。(古いものばかりでももちろんダメです。)
新しいものと古いものが混在するというのは、そこに時間の経過と言う概念があるからこそです。その時間を感じるという事が豊かで心温まる社会だと僕は思います。新しいものは簡単に手に入るけれど、時間というものは簡単には手に入れる事が出来ませんから、それをもう少し大切に考えてもいいんじゃないだろうか。
ん?で、何の話でしたっけ(笑)。