今日はひたすら現在設計中の「木賀の家」の概算工事費の積算をしています。
概算と言えども大体の建物の工事内容は図面で出来上がっているので(もちろんまだ図面化されていないところもある程度は僕自身の頭の中では出来ているので)、図面を見ながら使用する材料の数量を計算し、材料の単価を掛けて金額を出していきます。例えば構造材の米松材が何m3あるのかとか、壁のプラスターボードは何m2あるとか、便器は定価がいくらで、それに値引き率を掛けてとか、仮設工事は何がいくらかかるとか、工事に関する項目を洗い出し、金額を積み上げていく作業です。
もちろん工事の請負契約をクライアントと交わすのは僕ではありませんので、最終的には工務店さんが見積を行ない金額を出す訳ですが、それでも設計の段階できちんと工事費を設計士が計算し把握しておく事はとても重要です。(ただ設計士自身が積算を行なうと言うのはたぶんかなり少数派だと思います。)
集計して最後にちょいオーバーくらいで概算工事費が出てくれると良いな・・・。
BGM♪:がんばれ細野さん/高橋優