僕はとかくかしこまった席というのが苦手です。結婚式やパーティーなどの類はできる事なら出席はしたくないものだと常々思っている。先週の月曜日は成人の日でしたが、僕は二十歳を迎えた大学2年の時には成人式にも出席しませんでした。どうしてわざわざ着た事もない堅苦しいスーツを着て退屈な式典に出なきゃいけないのかと思っていて、その日はずっとバイトをしていました。
もちろん今になってもスーツは苦手で、実際、冠婚葬祭以外でスーツを着る事はほとんどありません。さすがに40歳を過ぎた社会人としてどうかなと思う事もありますが、基本的にはいつも仕事場(=事務所)と現場くらいしか行きませんのでスーツを着る機会そのものもほとんど無いのです・・・。
そんな性格(←要は人見知り)なので、僕自身、いわゆる結婚披露宴というようなものは行なっていません。レストランに親しい友人だけを集めて二次会のような感じでパーティーのようなものだけは開きましたが、もちろんそれもそんな堅苦しいものではなく、たんなる飲み会の延長のようなもので、当然、上司や来賓などという堅苦しいメンバーは一人もいませんでした。
結婚式も最初は挙げるつもりではありませんでしたが、ヨーロッパに旅行に行くついでに二人だけで結婚式くらい挙げておこうか、という感じで、急遽旅行会社に結婚式を挙げられる場所を抑えて貰ったという次第。
そのヨーロッパ旅行のパリ滞在時に、ホテルで日本から持参したタキシードとウエディングドレス(どちらもレンタルだったと思う)に着替え、パリから南へ車で1時間ちょっと(黄色い菜の花畑を延々と)のヴォー・ル・ヴィコント城へ。
このヴォー・ル・ヴィコント城はベルサイユ宮殿のモデルとなった由緒正しい美しいお城で、その日もフランスの高校生の団体が見学に訪れていましたが、高校生たちは僕らの姿を見つけて、僕ら二人のために皆でウエディング・マーチを歌ってくれました。(冷やかし半分で・・・)
このヴォー・ル・ヴィコント城の所有者である伯爵夫人と挨拶を交わしお城の中へと案内されましたが、伯爵夫人は普通の普段着姿で、どことなくフランスの片田舎のおばさんという感じでした。(←失礼)
中はこんな感じになっており、奥へ奥へと部屋を進み、案内された礼拝堂で、神父さん立ち会いの元、家内と二人だけで式を挙げました。もう19年も前の話です・・・。
この時に撮った写真もありますが、当然のことながらデジタル写真ではないのでブログにアップするのもめんどくさく(←ズボラ発言)、写真はネットで拾ったものです(苦笑)。
しかし、今でもこの時の自分のタキシード姿を思い出すだけで顔から火が噴きそうなくらい恥ずかしいです・・・。(笑)