昨夜の年内最後の国内での国際親善試合となったガーナ戦。
前回W杯ベスト8、前々回W杯ベスト16のアフリカの強豪国との対戦でした。しかもザック・ジャパンにとっては初のアフリカ勢との対戦となり、来年のブラジルW杯のグループリーグでの戦い方を考える上での恰好のシュミレーションとなる対戦相手(のはず)でした。
ところが来日したメンバーには主力メンバーが5人も外れており、若手主体のメンバー構成となってしまい、ベスト・メンバーとは言えないガーナ代表でした。
アフリカ勢特有の集中力の途切れなのか、長距離移動での来日による時差ボケの影響なのか、後半のガーナ代表の運動量は明らかに落ちていたのを差し引いても、昨日の日本代表は決して悪い内容ではなかったと思います。非常に集中力高く全員で守備をしていましたし、コンビネーションも悪くはなかった。ガーナの身体能力の高さはさすがだけれど、かと言ってそれにやられてしまうような場面はあまり見られなかった気がします。ガーナの先制点もある意味アンラッキーな形でしたし・・・。
ただ、決められる時に決めておかないとやはり非常に苦しい展開になるのは必至で、前半はフィニッシュの精度を欠いた場面が多く、後半開始早々のFW香川の素晴らしいゴールがもし決まっていなかったら、違う展開、違う結果になっていた可能性もあります。
期待の柿谷は、Jリーグやアジアレベルの相手なら通用していましたが、世界の強豪国が相手となるとそう簡単にはやらせてもらえませんね。かといって柿谷が通用しないかというとそう言う感じでもなく、あとほんのちょっとの修正できっと結果が伴ってくる気がしています。
しかし、テレビ放映料とスタジアムの観戦料収入目当てのせいかどうか知りませんが、強豪国とのマッチアップをするならば、やはり国内ではなく欧州や南米に出向かなければいけない気がします。そうしないと来日による時差ボケのコンディション調整不足や、単なる観光気分で日本にやってくるような代表チームとやっても、今の日本にとってはそれ程意味をなさないと思います。
ただ、昨日のゲームは、ゲームとして非常に面白いゲームでしたね。特に長友の調子が良く、久しぶりにあんなにタフな長友を見た気がします。
次回は来月の欧州遠征の2連戦ですね。