今日は「高蔵の家」のクライアントのMさんに実施設計図面の最終説明を行ないました。
実施設計図面を一式ドサッとテーブルの上に乗せると、「スゴイ枚数ですねぇ・・・」とMさん(笑)。
最終説明と言っても以前の打合せでお渡ししている図面もありますし、メールで図面を送ってやり取りしたりもしていますので、今回は主に造り付け家具や表札などの詳細図関係をメインに、仕様、設備機器等の最終確認などをさせていただきました。
しかし今は図面をPDFファイルに変換してメールで送れるからずいぶん楽になりましたよねぇ・・・。以前まだ図面が手書きだった頃はそれほど頻繁にはクライアントと図面のやり取りができませんでしたから(簡単なスケッチ程度はFAXでやり取りしてました)、この実施設計図面の最終説明も昔に比べて随分楽ですね。
今から10年以上前に完成した
「浜松の家」の頃はまだ図面も手描きでしたから(この住宅が手描き図面の最後)、この図面の最終説明も、朝から始めて、図面を一つ一つ説明しながら、クライアントのSさんにお昼をごちそうになり、再び午後から夕方までかかって、ほとんど丸一日やった記憶があります・・・。
ちなみに、大手ゼネコンに勤める大学時代の友人が、木造住宅の設計図を見せてほしいと頼んできたので、この「浜松の家」の設計図の製本を友人が勤めるゼネコンまで当時持っていったのだけれど、まず(小さな住宅にも関わらず)その図面の枚数の多さに驚き、中身を見て、「なんだこの施工図みたいな図面は!」と、またその図面の密度に友人は驚いていた(笑)。
図面は全部コピーしてその友人にあげたけど、その友人も今ではそのゼネコンの管理建築士のお偉いさんですよ・・・。(※管理建築士って、設計図に記載される建築士の事で、基本的にひとつの会社に一人しか居ません。)
もう久しく会っていないけど元気かなあ、コロリン・・・(←その友人のあだ名)。