大安吉日の今日は、「円明の家」の建て前を予定していましたが、天気予報の通り朝からあいにくの雨模様でしたので、柱を1本だけ立てて、形式上の建て前とさせていただきました。
棟梁の安江さんと元大工さんでもある現場監督の加藤さんが柱を立てています。
しかし今日はかなり本格的に雨が降っちゃってますねぇ・・・。
でもそのおかげで、建て前延期も悩む事なく決断できましたけど(笑)。
実質的には明日からが建て前になります。
余談になりますけど、今回現場を担当する棟梁の安江さんはベテラン大工さんですが、最近はCADを少し扱う事ができるため、僕の設計図のCADデータを渡しています。
そのCADデータを使えば図面の細かなところも読み取れるし、正確な寸法も見る事ができますので、そのデータを見ながら棟梁から図面に関しての質疑を基礎工事の期間中にメールで受けたりしてやり取りしていたのですが、その棟梁から僕にこんな質問がありました。
「(設計図の)作図が詳細に描いてありますけど、(メインCADの他に)何か専用のソフトとか使ってるんですか?」って。
「いや、基本的には線を1本1本手で描くように作図していますけど・・・。」と僕の返事。
一見すると多分とても非効率的なことを僕はやっていると思います。
でも、設計図は簡単に描いてはいけません。手描きで設計図を描いていた頃のように、ひとつひとつ考えながら線を引かないとダメなんです。
古い奴だとお思いでしょうが(←古っ!)、少なくとも僕はそうなんです。
ひとつひとつ考えればそれだけ時間が余計にかかるんですけど、逆に言えばそれだけ良い家にしようと考える時間が増えるって事でもありますからね。
ま、経営者的に考えれば失格なんでしょうけど(苦笑)。←税理士の方には理解出来ない思考みたい・・・。
明日は何としても晴れてくれ!!