今日は「円明の家」の現場のプレカット加工の打合せに岐阜県美濃加茂市まで行って来ました。
プレカット加工というのは、建物に使用する柱や梁などの構造木材をあらかじめ加工する事を指します。プレ=前もって、カット=加工という意味ですね。
もちろん現場に角材のままの柱や梁を運びこんで、現場で加工するなんて事はありませんから、大工さんによる手加工(手刻み)だろうと工場加工だろうと前もって加工すればプレカットという事に変わりはありませんが、現場でプレカットと言えば普通は工場加工の事を指します。
コンピューターに加工の寸法や形状などを入力すれば、基本的に電子制御された機械が自動的に木材を加工してくれます。その入力したデータを元にプレカット加工の内容と架構を平面的に表したものをプレカット図と言います。
ちなみに、僕は登り梁という梁が斜めに掛かる架構形式をよく採用しますが、登り梁をプレカット加工できる機械を持っているプレカット工場は割と少なく、登り梁のような部分は大工さんの手加工になります。
今日は、そのプレカット加工の入力内容の確認や納まりの打ち合わせなどをプレカット工場の担当者と打合せを行いました。
打ち合わせた内容を元にプレカット図の最終チェックを行った上で、加工する前の木材の品質検査を次回行います。
夕方、現場にも寄って来ました。
砕石杭工事は明日までかかりそうです。