今日は「円明の家」の地鎮祭でした。
地鎮祭は神主さんを呼んで、お神酒やスルメ、野菜などのお供え物を祭壇に供え、クライアントや工事関係者の安全などを祈願する儀式です。
最初に神主さんから参列者のお清めを行い(よく見る榊を3回振るやつですね)、「降神の儀」という土地の神様をお呼びして、敷地の四方をお祓いし、参列者全員が「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」と呼ばれる榊を祭壇に捧げていきます。最後に神主さんが「昇神の儀」という儀式で神様をお送りして地鎮祭は終了します。
場合によっては、盛り砂を行い、「鍬(くわ)入れの儀」という儀式を行う場合もありますが、住宅のような小さな現場では省略される事が多いです。実際、僕も独立してから「鍬入れの儀」は数えるほどしかやった事がありません。
最後に、「直会(なおらい)」といって、お供えしたお神酒やスルメなどを参列者全員でいただき終了します。
正直に言うと、僕は信仰心というものは持ち合わせていないのだけれど、こういった儀式(特に日本の)は嫌いではありませんし、工事が始まる前に背筋が伸びる思いもします。
最後にみんなで記念撮影。
土地を購入されて既に3年以上が経つクライアントのKさんですが、いよいよこれから工事が始まります。
僕の仕事は設計図を描いてそれで終わりではありません。良い家を完成させるために、これから精一杯の現場監理という重要な仕事をしていきたいと思います。