最近は事務所で「知立の家」の実施設計を描いています。
ある程度の実施設計図面と僕の頭の中にある設計図を元に(←僕の場合、図面を自分で全部考えているから図面がほとんど頭の中に入っている訳ですね)概算工事費も計算しました。不確定な部分もまだありますが、だいたい当初考えていた予算通りの概算金額が出てとりあえずはひと安心。
僕が設計事務所に勤めている頃はまだCADはそれほど普及しておらず、どちらかというと設計図もまだ手描きとCADが混ざったような図面でした。
だから積算を行うのは基本的には手です。図面から寸法を読み取って電卓を叩いて数量を計算して積算を行っていました。もちろん、ほとんど手書きで数字を書いて。電卓を叩いて計算する手計算なので時には計算間違いもあったりして、検算する作業も結構大変な作業でした。
ところが図面をCADで描くようになってからは、長さとか面積とかの数量がCAD上で拾う事ができ、いちいち電卓を叩く必要が無い。もちろん電卓も使用しますが、昔に比べると僅かなものです。
また、計算(集計)などについてもエクセルで出来るのでほとんど計算間違いも無い。
本当に便利になったものです。何しろ僕はこの積算という作業が大嫌いでしたから。
ちょっと前にこのブログで、僕は小さい頃から数学が好きで得意な方でもあったと書いたけれど、積算のようにただひたすら計算するという作業は昔から嫌いでした。数学の計算問題も基本的には嫌い。
単なる計算ではなく数学的問題を解き明かす事が好きだった。
話が逸れましたが、なんとか予算的にも納まりそうなので、実施設計もスピードアップしていきたいところです。