今日も午前中は「平子山の家」の現場です。
外構のコンクリートブロック積みなんかをやっています。
大工棟梁の足立さんも最後の細かい仕事をいろいろとやっています。
また、玄関ドアの金物も取り付けています。
今朝、現場に到着すると、前の畑で農作業されているクライアントのお父さんが、「先生もいよいよ追い込みだね。」と。
お父さんは昨日も、「この家は賞が取れるよ。」っておっしゃってくれましたが、正直僕はそういったものにはあまり興味がありません。
いや、興味が無いというとなんだかエラそうに聞こえるかもしれませんが、僕は自分でも賞の対象にはあまりならない建築を作っていると思っているからです。
僕はただクライアントがそこで心地良く過ごしていく暮らしを想像しながら設計しているだけで、賞の対象となるようなコンセプトの事なんてほとんど僕は考えていないから。
誤解を恐れずに言うと、僕は住宅に明快なコンセプトを持たせる事はそれほど重要でないと考えている。コンセプトなんてある意味どうでもいいと。
ただ目の前の事に誠実に向き合うだけ。
(こんな事を書くと誤解を受けるかなぁ・・・。ちょっと心配。)