今日も午前中は「平子山の家」の現場へ。
写真は中庭(コート)のウッドデッキ。
今回使用したデッキ材はウリン材。
別名アイアンウッド(鉄の木)と呼ばれる耐久性は木の王様っていう材料です。
昨日の夜に玄関ポーチの板張りの外壁の割り付け図を描いて、それを元に今日は監督の坂井田さんと大工の足立さんと打ち合わせさせていただき、板張りにかかってもらいました。
内部は大方の部分は片付いていますが、まだまだ手直しやらなんやらがたくさんあります。
(よろしくお願いしますね、坂井田さん・・・)
外構のコンクリートブロック工事も始まり、いよいよ最終段階。
今日はクライアントのMさんのご両親も現場にいらっしゃり、お母さんは、「家を良くしていただき、本当にありがとうございます。」と深々と頭を下げていらっしゃいましたが(恐縮です)、僕らの仕事はクライアントがあってこその仕事ですし、クライアントの理解が無ければ思うような設計すらできません。お礼を言うのはこちらの方です。
ハウスメーカーや建売住宅でお手軽に家を手に入れる人がほとんどのこのご時世で、奇特にも(←失礼)僕らに家の設計を頼もうっていう少数派のクライアントがあってこその僕らの仕事です。
でも、なんて素敵なんでしょうね、そういうクライアントって。
ハウスメーカーなどのネームバリューも無ければ、建売住宅のように目に見えるものでもない僕ら設計事務所との家づくりを選択されるクライアントは、自分の判断(勘)を信じて決断しているんですから。
だからこそ僕はいつもそのクライアントの期待に応えたいと思う。
ものづくりって、見かけのデザインだとかそういった事ではなく、意外と単純にもそういったところにあると僕は思う。