午後からは岐阜へ「豊田の家」のプレカット加工の打ち合わせに行って来ました。
あらかじめ木拾い表とプレカット図をチェックさせていただいていたので、今日はその最終確認と細かい部分の納まりの打合せをさせていただきました。
今回はプレカット加工の部分の他にも手加工の部分も多く、手加工を行っていただく大工さんも交えて打合せさせていただいたのですが、プレカット加工の担当者の方は、「青木先生のしっかり描いてある図面を見れば全部分かるから。」と手加工を行う大工さんに説明していました・・・。
でも職人とのやり取りというのは僕自身の勉強にもなるもので、教わる事も多い。
現場監理というものは現場の施工を正しく進めるという事も重要な目的だけれども、現場で起きる大小様々な問題を解決しながら、それ自体が自分の経験として蓄積され、それが設計へと常にフィードバックされていくもので、そういった勉強の部分も現場監理の重要な目的でもある。
そもそも現場へほとんど顔を出さない設計士は現場でどんな問題が起きているのかさえ知らないだろうし、それではいつまで経ってもいい加減な設計図しか描けないだろうにね・・・。