僕が普段の足として使っているSAAB900は1990年式の北欧スウェーデンのクルマです。
20年以上前の北欧スウェーデンで現在の日本のような猛暑の中、渋滞にはまる事までおそらく想定していなかったであろう僕のSAAB900。(基本設計は更に何十年かさかのぼる・・・)
走行していればそれなりに効くSAAB900のエアコンですが、渋滞になると途端にその効きが悪くなります。
原因は明快なのですが、エアコンの空気を冷やす部分(家庭用エアコンの細かいフィンの部分ですね)が、ボンネット内の一番熱くなるようなところ(エキゾーストパイプのすぐ上)に付いているから(苦笑)。
しかもSAAB900は気のせいかボンネット内がかなり熱くなる構造なので、いくら空気を冷やす部分で冷やそうとしても周りの熱気で全然空気が冷えないという訳。
走行していれば多少の空気が入ってボンネット内も温度が下がるのでエアコンも効くのだけれど・・・。もちろん僕のSAABはその冷やす部分に断熱材を千秋自動車さんに貼ってもらい断熱効果を上げてはいるんですけどね・・・。
だからって、「こんなクルマはけしからん!」とも思いませんけどね。
それはそれであり、これはこれ。
SAAB900の魅力。それは単なる外観上のデザインだけではない。乗ってみればその独特の世界観を持つクルマ。乗ってみなければわからない。それがSAAB900の本当の魅力です。