U野さんの建物を見学した後は高速道路を走って、今度は岐阜県揖斐川町まで行って「平子山の家」の材料検査とプレカット加工の打合せを行いました。
実は僕が独立する前のサラリーマン時代(今から15年以上前)に担当した専門学校がこのプレカット工場のすぐ近くにあり、懐かしくてついつい立ち寄ってしまいました・・・。当時は現場監理で良くこの現場に通ったものです。この現場の施工は大手ゼネコンでしたが、この現場を担当された現場監督は本当に優秀な方でした。(懐かしいなぁ、今頃どうしてるんだろ。もうお偉いさんになっちゃってるのかな・・・)
そんな話はさておき、「平子山の家」のプレカット工場の担当者とプレカット加工などの打合せを行いましたが、担当者の方は僕の図面を見て
「本当に詳しくキチンと図面が書いてありますから、ウチとしては大変助かります。まるで施工図のようですねぇ。ここんとこの納まりなんか、最初は「これ納まらないんじゃないか?」と思いながら、図面通りにやっていくとピタッと納まってるんですよ!」なんておっしゃっていましたが、かと言ってまるっきり鵜呑みにしちゃダメですよ。僕だって間違える事はありますからね・・・。
木造住宅の場合は、一般的には軸組み工法(在来工法)が多いと思うんですけど、軸組み工法なんて言っておきながら軸組み図を書かない設計士のなんと多い事か・・・(残念ながら)。つまりそれは結局プレカット工場任せにしている訳なんですが、本当にそんなんでいいのだろうかと僕は甚だ疑問です。
世の中は効率化という名の元に様々なものが切り捨てられていく。
僕はそんな気がしてならない。