今日は午前中、「和田の家」の現場定例打ち合わせ。
今日から左官外壁の仕上げ塗りに入っています。

と言ってもまだ仕上げ塗りの下塗りですが・・・。
「和田の家」も佳境に入って来たのですが、内部の工事がちょっと遅れ気味・・・。という訳で、今日から大工の長尾さんが応援に入りました。
洞戸さん、朝日さん、長尾さんと、過去の僕の現場の棟梁が3人も現場に入っています・・・。今日からペースを上げて工事が進んでいく事でしょう。(大工さんたちへのプレッシャー?)
ちなみに、棟梁というのは現代では主にその現場の大工工事の担当者という意味合いが強いですね。昔の棟梁とはやや意味合いが異なります。単に大工工事の担当者と言っても、もちろん、棟梁は一人前の親方大工さんですけどね。
「棟梁(とうりょう)」って「棟の梁(むねのはり)」って書きますよね。棟の梁って家の屋根の天辺に載っている梁の事で、棟梁(とうりょう)がとても大事な役割を果たしているという意味でもあります。
余談ですが、大昔は木を扱う大工の事を「右官」と呼び、土や石を扱う職人の事を「左官」と呼びました。左官屋さんは今でも「左官」と呼びますが、大工さんを「右官」とは今は言いません。また、右官も左官も親方を「棟梁」って呼んでたらしいです。でも確かに、今でも「親方」って呼ばれるのは大工さんか左官屋さんだけな気がします。
昔は木と土と石で建物は出来たから右官と左官だけでしたが、現代では大工さんの扱うものがたくさん増えてきて、大工さんといった大きな枠組みから、「造作大工」、「家具大工」、「建具大工」などと分かれてきて、更に電気屋さんや設備屋さん、内装屋さんなどと細分化されてきたという訳ですね。