先日、現在工事中の「和田の家」のクライアントのIさんから、
「設計図を見るたび、青木さんの仕事ぶりを見るたびに思うんですけど、ハッキリ言って青木さんの設計料って安いですよねぇ。最初はそんな風には思ってませんでしたけど・・・。」
と言われました。
僕自身も正直そう思う。
確かに普通のサラリーマンにとって(←僕のクライアントのほとんどは普通のサラリーマンなんですけどね^^;)、設計事務所の設計料って決して安い金額ではないと思う。
でも最終的にその金額を、高いと感じるか安いと感じるかによって、そのお金の使い方が生きてくるか死んでくるか変わると思う。
これは設計料だけではなく工事費についても同じ事が言えますよね。
実はIさんだけでなく、今までのクライアントの方たちにもよくそういった言葉をいただく事があります。
完成間際に
「青木さんの設計料が安すぎたんじゃないだろうか?って少し心配に思ってます。」とクライアントから言われた時には、「どうぞ今からでも遠慮なさらずに設計料を奮発して下さい!」なんて言いたい気持ちをグッとこらえたりなんかもしますけどね・・・、ホント(苦笑)。
でもクライアントにそう思ってもらえるのはとてもうれしい事だと思っています。
安くても「高いな」と感じるものと、少々高くても「安い」と感じるもの。
どちらが欲しいかと訊かれたらそりゃ後者だと思うんですけどね。
だって「高い」と感じるという事は、そのものが金額以下の価値しか感じられないという事だから。
そんな仕事を僕はしたくない。
注釈:念のために言っておきますけど、僕はクライアントから設計監理料の値引きを要求された事はありません。つまり(実質的に)安い金額を基準料率通り設定しているのは僕なんですけどね・・・。
PS
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