今日は江南市にて工事中の「和田の家」の土台伏せでした。
土台伏せは基礎の上に通気用のパッキンを敷いてその上に桧の土台を組んでいき、基礎に埋め込んだアンカーボルトに固定していく作業です。
大工の山田さんと監督の加藤さんで土台を伏せています。
今回この土台伏せと建て前までを大工の山田さんが棟梁として担当し、建て前後の造作工事を大工の洞戸さんが棟梁として担当します。
今回造作大工棟梁を担当する洞戸さんは「雄踏の家」、「平中の家」に続いて僕の現場3件目の若くてとても優秀な大工さんです^^。(今気づきましたが、洞戸さんは左官仕上げ外壁の家ばかりですね)
建て前までの大工棟梁を担当する山田さんももちろん若くて優秀な大工さんです。「穴橋の家」、「千旦林の家」では大工棟梁の長尾さんと組んで、「一宮の家」、「舟津の家」では大工棟梁として担当していただいています。
皆さんがどれくらい優秀かというと、
これくらい優秀です。(山田さん、長尾さん、洞戸さん)
山田さんは今回も僕の現場担当を希望されていたようですが、他の仕事とのスケジュールもあり今回は建て前のみという事になりました。(また次の機会によろしくお願いしますね、山田さん^^)
土台を伏せながら、建て前のための部材を監督の加藤さんがトラックから降ろしています。

「和田の家」はシンプルな切り妻屋根の平屋で深い軒で覆われますが、その屋根には6mほどの長さの登り梁が3尺(=910mm)間隔で架かります。写真はその登り梁を降ろしているところです。
土台を伏せながら僕もホウキで木くずを掃いたり、基礎パッキンを敷いたりと雑用の手伝いをしていたら、山田さんが
「なんだか青木先生も人工(にんく=つまり作業する人数のひとり)に入っているみたいですね。・・・」と。
「そうですか?」
「普通そんな事(先生に)やらせたら怒りますよ・・・。」
まあ僕が勝手にやってるだけですからね。しかもごく簡単な軽作業のみ。
僕は現場によく足を運ぶし、現場にいる時間も長いと思うけれど、何も現場でいろいろな事をずっと解決している訳じゃありません。職人と対話したり、職人の作業を見ていたり、現場の様子を歩きまわって確認していたりと、わりとのんびりしている事が多いと思います。でもそんな中から本当にいろいろな事が自分の中にフィードバックされ蓄積されていくんです。
お昼過ぎまではとても雪なんて降るような天気ではありませんでしたけれど、途中チラチラと雪が少し降ったかと思ったら、夕方にはとうとう雪が結構降り出してきました。
土台伏せも終盤でしたのでなんとか最後まで済ませ(ごく一部だけ残りましたが)、養生シートをかぶせて作業終了。(帰る頃には雪も本降りになっていました・・・)

帰り道の様子・・・。
いよいよ明後日は建て前です。
皆さんよろしくお願いしますね!