しばらく間が開きましたが、今日は「舟津の家」の土台伏せを行いました。
ちょうどGWだったので、基礎コンクリートの養生期間に当てる事が出来ました^^。
現場は基礎の型枠も外され、基礎の上に墨出しをして土台を載せる正確なラインを決め、基礎パッキンを載せ、その上に桧の土台を載せていきます。
あらかじめ基礎に埋め込まれたアンカーボルトの位置を正確に土台に写し取り、土台にドリルで孔を開けていきます。
こうやって孔をあける時、カンナで削る時、ノコギリで切る時、木はその香りを空気中に放ちます。
そして現場は桧の香りで包まれます^^。
でもどうして木の香りって、こうも人をリラックスさせるのだろう?
写真は土台を載せたところ。(まだアンカーボルトのナットは締めていない状態。)
土台に「い一」と書かれているのが見えると思いますが(写真は反対向きですが・・・)、これは「番付け」と呼ばれるもので、この番付けを元にあらかじめ加工された土台を載せていくわけですね。
柱が並ぶラインを「通り」と言いますが、縦方向には、い、ろ、は、に、ほ、へ、と・・・、横方向には一、二、三、四、五、六、七・・・というように通り符号が決められ、その縦横の通りが交わったところが「い一(いのいち)」とか「へ七(へのなな)」となるわけですね。
で、その縦横の通りの一番最初が「い一(いのいち)」で、よく言う「いの一番に~」(=まず最初に)というのはここから来ています。豆知識でした(笑)。
ちなみに設計図では、X1、X2、X3・・・、Y1、Y2、Y3・・・とか1、2、3・・・、A、B、C・・・という通り符号を使用するのが一般的で、いろはにほへと・・・や漢数字を使用するのは木造を取り扱う大工さん関係だけですけどね。
いよいよ週末は建て前です!