僕はもうじき43歳になります。(あ~、もうそんな年なんだなぁ・・・。)
若い頃は何だろうとモリモリ食べたけれど、30代の中ごろからはだんだん食べる量が減ってきた。もちろん健康を考えて意図的に控えているという事もあるけれど、やっぱり若い頃のように食べれない。
僕は何しろ早食いで、若い頃は周りからも「メチャメチャ食う奴」というイメージが定着していた。
設計事務所勤務時代、先輩と二人で夜遅くまで仕事をしていたら所長が「飯でも食いに行くか?」と食事に誘われ、焼肉屋へ焼肉を3人で食べに行った。僕らは焼肉をそれはそれはたくさん食った。会計を所長が済ませた後、「お前ら、食い過ぎだ!!」と怒られた^^;。
でも今は昔のように食べないように気をつけているし、それほどたくさん食べる事ができなくなってきた。特に肉類や脂っこいものなんかは特に。
肉類に限らず、魚や野菜もできるだけシンプルな調理法を好むようになってきた。できれば旬のものをシンプルに調理し、出来たてを食べる。これが一番美味しい料理だと僕は思う。
そして、白いご飯。やっぱりご飯が好きですね。ご飯が食べたいから僕はあまり晩酌もしませんし。
ご飯と言えば昔フランスに旅行に行った時に、重いフランス料理にうんざりしてきて、日本食レストランをパリで探して入ったのだけれど、隣のテーブルでは4人のフランス人が座っていて、そのうちの一人がそこの日本食レストランに3人を案内してきたような感じで、いろいろとメニューなんかを説明していた。もちろんフランス語なので会話は僕にはさっぱり分からなかったけれど、それでもなんとなくその雰囲気からその会話の内容を推察できた。
その日本通とおぼしきフランス人の男性は運ばれてきた日本料理(定食)の中の茶碗に盛られた白いご飯の食べ方について、他の3人に説明していた。
フランス人女性A:「この白いライスはどうやって食べるの?」
日本通フランス人男性B:「この二本の棒のハシというので食べるんだよ。ほら、こうやって持ってね。」
フランス人男性C:「こうかい?」
B:「そうそう、そんな感じ。上手い、上手い。」
フランス人男性D:「なんだか白いライスは味付けが薄いようだね・・・。」
B:「いやいや、そのまま食べるんじゃないよ。ほら、この黒いソースをかけて食べるんだよ。ほら、こうやって。」
(男性Bはそう言って、自分のご飯にソースを回しかけた。)
A:「ふ~ん。それで味付けるわけ?」
B:「そうだよ、もちろんさ。」
(そういって4人全員ご飯にソースをかけて食べ始めた。)
僕はその一部始終を横で見ながら、「そんな食べ方じゃないぞ!」と言いたかったけれど、フランス語なんて全くしゃべる事が出来ない僕は、「あ~あ・・・」と横目で見ながら、自分の白いご飯を食べた。もちろん何もかけずに(笑)。