新年明けましておめでとうございます。

2010年もスタートし、新たな気持ちでまた建築に向き合っていこうと思います。
既に家を完成させたOBクライアントの方たちからは、年賀状にて本当にとても心温まるメッセージをいただきました。みなさん、本当にありがとうございます。
現在プロジェクトを進行中のクライアントの方や、今年新たに出会うであろう新しいクライアントの方にもそう感じていただけるような建築を、今まで以上の努力にて、そしてあくまでマイペースでつくっていきたいと思っています。もちろん流行などに流されることなくずっと変わらぬ想いでただつくるのみ、ですね。
家というのは決して「商品」ではないと僕は考えています。住んでナンボ、使ってナンボの、ある意味「住むための道具」です。そして良い道具には無駄なものは無く、使い勝手や使い心地、耐久性などが求められるだけです。でも、「商品としての(購買意欲をそそるための)価値」でつくられたものではない、そういった「誠実につくられた道具」というものには不思議な事に、どこか実用以上の価値(良さ)がにじみ出てくるものです。
そして僕はそんな建築を今年もつくりたい。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。