今日も午前中は春日井の「岩成台の家」の現場へ。
応援の大工さんも入り、外部の木製の塀をつくっています。ここまで来ると本当に完成が近付いています。良い感じで仕上がってきました^^。って、当たり前か、週末は
オープンハウスなんだから・・・。
また、駐車場部分の土間コンクリートを打設し、玄関廻りの玄昌石張りを左官屋さんが仕上げています。
僕がいつもよく使用する玄昌石ですが、スレートとも呼ばれる自然石で、学名は「硬質黒色粘板岩」というもので、堆積岩の一種です。
玄昌石は耐久性に優れているのでヨーロッパでは主に屋根材として使用されています。日本でよく見かける屋根の場合は、天然石は稀でほとんどがスレートに似せた建材の屋根です。もちろんその風合いは全くの別物。
玄昌石は滑りにくくて退色せず、尚且つ歩いた歩行感が良いというのが特徴です。しかし、天然石であるがゆえ厚みがまちまちで、左官屋さんにとっては扱いにくい材料とも言えます。
しかし、そのそれぞれの表情のばらつきが何とも言えない風合いを醸し出すのも事実で、だからこそ僕は使うのです。
また、左官屋さんは今回外壁の左官仕上げを仕上げるに当たり、僕の塗り方の微妙な要望と、塗る面積の大きさに最初は本当に不安そうでした。でもいろいろと僕に細かく確認していただき、結果としてとても良い仕上がりとなりました。クライアントのHさんも、「こんな風にきれいに塗れるもんなんですねぇ・・・。」と、とても感心され、そして何より大変喜ばれていらっしゃいました。
不安に感じながらも、精一杯の仕事をする事。それはとても大切なことだと僕は思います。もちろん、いつもすべてが成功するとは限りません。でもそういった気持ちが良い仕事をさせるのだと思います。
明日から週末にかけて冷え込むようですね・・・。僕の事務所はまだ暖房を入れていません・・・。
BGM♪:日曜日からの使者/THE HIGH-LOWS