今日は昨日に引き続き、午前中のみ「一宮の家」のクローズド・オープンハウスを開催させていただきました。
短い開催時間でしたが、ご見学いただいた方々、どうもありがとうございました。実際の空間を感じて、少しでお家づくりのご参考になればと思います。
また、二日間に渡りオープンハウス開催を快諾していただいたクライアントのNさん、どうもありがとうございました。いよいよ来週(いや、今週か?)引き渡しとなります。
そう言えば、オープンハウスを見学いただいた方の中で、僕のオープンハウスは今回で2回目というご夫婦がいらっしゃいましたが、その方がこんな事を言っていました。
ずっと建築家の方に家を設計してもらおうと考えていて、あるオープンハウスに参加した時の事です。その建築家がつくった模型はとてもかっこよく、オープンハウスをとても楽しみに見に行ったんですけど、実際に見てみてとてもショックを受けてしまって・・・。建築家に設計を頼んでかっこいい模型を見せられて、出来てみたらこんな家かと考えてら、もう建築家には怖くて頼めないな・・・、と落ち込んでいました。
そんな中、以前の青木さんの設計した家のオープンハウスに参加してみて、「いや、全然そんな感じじゃないぞ。」と感じていて、青木さんのブログで1/200スケール・アーキテクトの話を読んで、妙に納得してしまいました。
僕はプランニングという作業にとても多くの時間をかけるし、プランというものをとても重要視する。そしてプランニングの際には細かいディテールまで考えながらプランニングもする(だから時間がかかるのだけれど)。しかし、建築っていうのはそれで終わりじゃあない。プランやディテールで表れてくるものだけではない「何か」を出来上がる建築に込めたいといつも考えている。そしてそれが本当の意味で「建築をつくり上げる事」なんだと僕は考える。
その「何か」とは何か?
僕の貧しいボキャブラリーの中では、なかなかうまくは表現できませんが、「建築のリアリティ」とでも言うんでしょうか・・・。
こういった話はとても長くなりそうなので、また次の機会に・・・。