
先日完成した
「高浜の家」のクライアントのOさんからメールが届きました。
「青木さん
まず、HPの写真見ました。ありがとうございます。
さすがにうまい写真だと思いますが実際の(家の)方が良いです。(笑)
なんて言うか私の家は、この部分が一番という感じではなく、
視覚的にいろいろな角度から広がりが感じられます。
天井が低い場所を移動すれば今度は吹抜けで(天井が)高かったり、
(天井の表しとなって続く)梁で広がりを感じられたりとか。
そのまざり具合がいいです。
(※僕の照明の明るさについての質問に対して)
照明に関してはあれで必要にして十分です。
僕はわざとあまり点けないようにしています。
その方が青木さんが言うように陰影ができますし、雰囲気も良く落ち着きます。
明かりを点けた時のやわらかい感じが好きですね。
夜、明かりを点けて、外から見てもいい感じです。
Oより」
うれしいコメントありがとうございます、Oさん。
先日のブログでも書きましたが、「高浜の家」の良さは、残念ながら写真ではなかなか伝えきる事ができません。実際に空間に身を置き、周囲の空間との関係性を肌で感じたり、空間の中を移動する事でその良さが感じられる家だと思います。
単に表面的な事を見るだけではなく空間を感じる事、それが建築の魅力だと思うし、そういった建築をこれからも僕なりにつくっていきたい。